年間の作業(春〜夏編)
当園での一年間の主な作業を紹介します。
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花が咲き、販売・出荷の時期を迎えると春から秋にかけての手入れ、管理作業の成果が実ります。また、周囲からも「きれいな花の仕事でいいですね」とよく言われますが、花が咲き終わってからの作業こそが大切です。あまり見ることが出来ない作業や裏話なども紹介します。

最初の肥料 3月の開花風景 3月は卒業式や各種イベントも多くなり需要も増えます。そして出荷も再度のピークを迎えます。より良い切り花をより多く出荷できるように誘引作業や見直しにおわれます。またこの時期は気温も高くなりその為、曇天や夜間に暖房機が廻らない時も有りますので空気が動かず、高温多湿となるため花シミなどが発生しやすくなります。天気情報をよく確認して慎重に潅水(水やり)をします。
(写真:左)

■早咲き系では、すでに花は終わり次年度への手入れに入ります。3月下旬には第一回目の肥料を置いてあげます。当園では油粕と大豆粕を混合して使用します。(写真:右)

4月桜の開花とともに気温も徐々に上がり始めるので、ハウス内の温度が上がり過ぎないように内張り、カーテン等の撤去をはじめる。特に、遅咲きの花がまだかなり有るので、遮光、換気、潅水などにも充分な注意を払い、25〜27C位になるようにする。

■また、この頃肥培管理やハウス内、外の雑草も伸びてくるので、それらの処理等もあとまわしに出来ません。
■植え替えの適期になるので小苗などの鉢ゆるめなどの作業をはじめる。
■本格的な植え替え作業に入る前に、廃棄株の処分や、ハウス内での鉢の移動(品種更新のため)などのきつい仕事もあります。
■週3回の採花、荷造り作業(写真:下)もあり何かと忙しい月です。

コンベアー らくらく植え替え作業中 5月上旬頃からは温室内の温度が高くなりすぎて、植物の生育に悪影響を及ぼすので、ハウスのサイドや屋根のビニールを少しずつ外し、外気温に徐々に馴らしていきます。

■使い終えた誘引器具(ヨーヨー)がベンチ上部にまだ付いているので取り外す。
■冬の間使用していた暖房機の手入や、夏に使う細霧冷房用の設備の点検をする。
■中旬頃より屋根等のビニールをすべて撤去する。
■本格的な植え替え作業入る、必要に応じ株わけ作業も行う。植え替え機やコンベアーを使うので以前より楽に出来るようになりました。(写真:右)

細霧冷房中 まだまだ植え替え 6月になるとハウス内の暑さ対策などもないので、気分的にはやや楽です。

■春から3回目の置き肥をしますが、その時に鉢内の除草なども合わせて行います。カタバミやタネツケソウなど実を結ぶサイクルが早い雑草は3月下旬〜4月にかけて最初に種がはじける前がポイントです。ここが完璧だと、後の除草作業は1/50位の労力ですみます。
■まだまだ植替え作業はしばらく続きます。
■暑い日は霧が出て葉温を下げます。霧はタイマーとサーモサタットの温度設定で自動的にON−OFFします。 (写真:右)

7月に入る頃には、まわりの田んぼではもう田植えも終わり緑一色になっています。当園では今年6号鉢から7号鉢への鉢上げが多くてまだ植替えの最中です。

■上旬はまだ梅雨時期なので、カタツムリやナメクジが増殖しないように市販の駆除剤(メタアルデヒド濃度4.5〜5%)を鉢内や通路に置きます。
■7月の中旬をすぎると関東地方は梅雨明けとなり、連日30度を越える猛暑となりますが作業の手は抜けません。植え替えの合い間を見て、大事な芽かき作業を行います。

止めかた 実験中 8月、先月以来毎日、最高で33〜34度の晴天がつづき午後はほとんど仕事になりません。もちろん施肥や植え替え作業はやらないので作業的には楽ですが、この時期は細霧冷房や潅水で水を常時使用します。給水パイプや動力設備、特に細霧では水圧を15〜20kg/cmに上げるのでパイプが外れたり破損するので、修理に追われることもあります。

■午前中の半日くらいは鉢内の除草、芽かき作業があります。
■早咲き系の品種ではそろそろ花芽が伸びだしますが、植え替えが出来なかったものや品種によってはステムが斜めに上がってきます。その為に秋になってから誘引作業に大変多くの労力を使います。今年は鉢の回りに、畦シートを切ったものを巻きつけてステムが真上に向くように工夫してみました。(写真:左、右)
※この実験についての詳細は実験室に掲載しました。

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